あのPENTAXからフィルムカメラが発売されました。その名もPentax17。しかも「フルサイズ」ならぬ「ハーフサイズ」。2024年のカメラ周辺のニュースとしてはかなり驚きました。枯れた技術ではあろうフィルムカメラにして88,000円の値付けは令和になっては仕方のないこと。発売のニュースを知り「欲しい!」と思いネットで調べると、この子「レンジファインダー機」なんですね。てっきり88,000円もするので「一眼レフ」だと思い込んでいました。。。思いこみってすごいです(笑)このレンジファインダー機、たとえ名機ライカであっても私の性には合わないんです。見たものがそのまま撮れない(ズレる)のが許せないのは、学生時代に手にしたカメラが一眼レフ(PENTAX MX)だったからだと思います。なのでハーフは手持ちのOLYMPUS PEN FTにフィルムを詰めることにします。この子はハーフミラーを自分で交換しグリスアップなどした個体なのでかなり状態が良いです。FTはオリジナルPENの形状を維持するために露出をハーフミラーを使うことで解決していますが、そのハーフミラーが経年劣化で反射率が低下し大体どの個体もファインダーがとても暗く曖昧に見え、その良さをスポイルしています。しかしそのハーフミラーを有志の方が今でも製作されていて(感謝!)入手できるので交換で復活できます。交換はかなり難易度は高いので無理は禁物ですが、ジャンク個体を2〜3個手に入れて、数多あるネット情報を見ながら交換は可能だとは思います。ハーフで撮られた写真はフルサイズで撮った時に感じる「もうワンサイズ上のフォーマットだったら・・・」が完全に無くなります。発売当時に比べてフィルムの性能が数段上がったので気にならない位に写ります。フルサイズと比較して情報は明らかに減りますが、潔いです。もう少し年老いて、その眼差しで世界を見るときっとこんな感じに見えるのかもしれないと思わせる優しい情景です。足りないのではなく十分を知るということでしょうか。まだその時は先のようではありますが。。。
Pentaxの新型はフィルムでハーフサイズだと!?

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